NHKの「アナザー・ストーリー」という番組でタイタニックのことをやっているのを見た。これまでタイタニックの悲劇についてはいくらでも映画やテレビで語られてきたし、本もいくらでも出ているんだけれど、きちんと読んだ記憶がない。
救命ボートが乗客乗員全員分が備わっていなかったことについても多分読んだことがあるのだろうけれど、覚えていなかった。しかもその理由が「みっともない」というのにはずいぶん呆れることではある。今でもクルーザーに乗ると、必ず自分が乗るべき救命艇の下に集合して点呼を取るけれど、タイタニックの悲劇を聞きかじっているお客達は文句をいわない。もうしばらく立ってお客の多様性が増してくると、それに文句をいう人が現れてくるかもしれない。そのためにも定期的にこの話はなにかをきっかけにして語らせなくてはならないのだろう。
- 作者: Christopher Ward
- 出版社/メーカー: Hodder & Stoughton
- 発売日: 2012/04/01
- メディア: ペーパーバック
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