ほぼ足りてまだ欲 その先

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四万六千日

 浅草の浅草寺境内が四万六千日の縁日で夜まで賑わっております。いつもは午後5時になるとギィィィバタンッてんで本堂を閉めてしまうのが、今夜は夜の8時半まで煌々と灯りがついております。境内には何軒もの酸漿屋さんが釣り忍をぶら下げ、あるいはオレンジ色になった酸漿をぶら下げて売っております。
 ま、それよりも夜店の「串焼き」だとか「広島風お好み焼き」だなんてのに人が群がっておりますが、なんといっても今日は日曜日でございますから、夜まで人が賑やかでございます。
 四万六千日といえば、落語は「舟徳」でございます。なんといっても噺家は「えぇ〜、四万六千日、お暑い盛りでございます」といってこの噺に入ります。
 昔はというとそれはもちろん先代の桂文楽でございましたねぇ。「べけんや」でございます。若かった私には名人といったらこの人だと思っておりました。まだ圓生に気がつかなかった。そして志ん朝の凄さにも気がつかなかった頃のことです。なんといっても彼はNHKの「若い季節」だとか、芸術座の舞台なんぞに色気を見せておりましたからねぇ。