私も人のことはいえないんだけれど・・・。
友人達が若い女の子の歌のバックをやっていて、そのユニットが先日、可愛いサイズのライブハウスで対バンでやるというので見に行った。というより、昔の仲間と呑めるな、と思っていったわけだ。その店は地下にあって、降りる階段がなかなか複雑なことになっていて、足下を見ないと降りられない。降りかかったら、前を女性が降りていて、なんだかつんけんしながら、つまり気取りながら降りている。私はここは何回も来ているから勝手知ったる雰囲気だったのだけれど、その女性は（なんでこんな爺が来るの？）的な雰囲気だった。後でわかったのはこの女性が、友人達がバックをやっている子だった。
先に出ているバンドは全員が私のここ10年以上の友達で、ステージとこっちでやりとりしたりして和気藹々と楽しんでいた。女性歌のユニットが登場したら、その子はすっかり衣装を着替えていて、気取りも最高潮に達していた。若い子にありがちな典型例そのままに、マイクの使い方も良くわかっておらず、本人だけがその気になっているというパフォーマンスで、一曲でもうわかっちゃったという奴。なんで友人達がこんな子のバックをやっているのかがわからない。
打ち上げでも、私たちが勝手に飲み始めた格安赤提灯に、友人一連隊を連れてやってきて、他の客を移動させてまで割り込んできたものだから、一切関わらなかった。どうしてこんなパターンになっちゃうんだろうと。
いや、だから私も人のことは（多分）いえないんだけれどね・・・・。
