ほぼ足りてまだ欲 その先

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越前屋俵太

 最近越前屋俵太が復活してきた。何が理由か知らないけれど、ラジオにでてきたり、ツイッターで昔の舞台裏を語り出している。あるとき突然テレビの前からいなくなった。どうやら彼は今テレビ界を席巻している吉本の所属ではなかったらしい。ま、一視聴者の立場からいえばそんなものはどうでもいい話で、その芸人が面白ければ面白いというし、マンネリ化していて昔の名前ででていたって面白くもなんともない。
 彼をどの辺から認識していたのか、自分では全く覚えていないのだけれど、ある日、こいつはとんでもない才能を持った人間なんじゃないかと思い始めて、テレビで見かけたら繰り返し見るようにしていたのだけれど、福井あたりのローカル局の番組で侍の格好をして街を巡っているあたりを最後に見なくなってしまったように記憶している。
 今ではどこかの大学で俵越山と称して書道を教えたり、京都大学の川上浩司教授の授業に出かけていって話したり、結構哲学的なことをやっていたりしているようです。
 先日ラジオで突然彼の声を聞いたときも、なんだか理屈っぽいことをいっていて、そんなことでラジオにでなくても良いから、テレビで面白い番組を創らせたいね。
 彼がいうには「探偵ナイトスクープ」も今のように吉本にやられているという形態だったわけではなくて、巧くいきはじめてから吉本に持っていかれちゃったようなものらしい。
 忘れられない彼の番組。日比谷公園のようなひろぉ〜い公園のベンチでスーツ姿の俵太が座っている。近くのベンチに全く知らない人が座ったら、やおら上着の左のポケットから汁の入った蕎麦ちょこを取り出す。胸のポケットから割り箸を取り出してパチンと割る。右のポケットに端を突っ込んで蕎麦をつまみ出し、汁につけてたぐり込む。周りの反応を楽しむ。