ほぼ足りてまだ欲 その先

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流言・投書の太平洋戦争 (講談社学術文庫)

流言・投書の太平洋戦争 (講談社学術文庫)

 講談社学術文庫ではすでに絶版となってしまっている書籍。著者の名前からするとかなり年配の人なのかと思ったら、1963年うまれというから今まさに脂ののりきった50代前半だろう。明治大学の先生だそうです。
 この切り口で先の戦争を見つめる作品というのはそんなに見たことがありません。意外なところに目をつけるというのが研究者としてのやり甲斐なんだと思います。そういう点では政治史は魑魅魍魎としているので面白いかも知れないのですが、今の時代にあってはこれは是非とも復刊していただきたい作品です。もし、講談社安倍晋三政権におもねっていなかったとしたら。
 ずいぶん昔からこの本が気になっている。