学生コンサートといっても、その辺の学生さんではなくて、東京藝大の学生さんのコンサートが500円で聴けるというので、ちょっと出かけました。毎月開かれているんだそうですが、いつもは上野のお山、藝大にある奏楽堂で開催されるものが今修復中なので、台東区の生涯学習センターのミレニアムホールという300ほどのホールでしばらく行うんだそうです。どうやら毎月テーマがあるらしくて、今月は古楽です。来月は作曲、再来月は打楽器と続くそうです。古楽というくらいですから、ステージの真ん中にはチェンバロがセッティングされています。チェロの男性はチェロの胴体を足で挟んで弾きます。普通のチェロのようにそこから足が出ていないのです。えぇ！これってなんだろうと思ったのですが、どうやらバロックチェロというもののようです。合間合間に女性の学生さんが解説をして下さるのですが、どうもこのマイクとPAの相性が悪いのか、私にはもごもごと聞こえて、良くいっていることが聞き取れません。どうも私の耳が相当に悪くなってきているんでしょうか。
藝大の古楽というと、アンサンブル・コルディエの大塚直哉さんが思い浮かびますが、そんな話をしているところへ、当のご本人が客席に入ってきて、私の左向こうに座っている女性の横へお座りになりました。驚いたなぁ。そういえば最近NHK-FMの「古楽の楽しみ」を聴くチャンスに恵まれません。
お客さんは9割程度の入りで、平日のこの時間でもありますから、その大半は高齢者の方々ですが、聞き慣れた方々と見えますから常連さんばかりなのかも知れません。
