ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

新宿

 ACCの日だったので、新宿へ。帰りにとことこ歩いて、京王線乗り場までやってきた。神保町へ出ようと思ったのだ。「都営」の字が見えたのでその改札に入ったら、やけにエスカレーターがどんどん下がっていく訳よ。その上同じ話を聞いている爺さんが下からのエスカレーターで上がってくるわけ。なんだよ、あの爺さん、おかしいんじゃねぇのかと思っていたら、おかしかったのは私で、そのエスカレーターが降りた先は都営は都営でも大江戸線新宿駅だったのだ。その爺さんは都営ならただだものだから、都庁前駅からひと駅乗って上がってきたところだったのだ。
 じゃ、しょうがないと青山一丁目からスイカで金を払って半蔵門線に乗り換え、神保町で降りようと思ったんだけれど、どうせなら三越前までいってひれカツ丼を食おうという気になった。
 それから「タロー書房」で本を探すも、見つからないので、えぇ〜い!それなら丸善まで行ってやれっ!といつもと反対に中央通りを西へ行く。地上に出るのに三越エスカレーターに乗ろうと新館地下に入ると、そこがすっかり様変わりしていて、なんだろうと思ったら、なんと「Eataly」になっていて、しかもそれらしくDine-Inになっている。さすがに高いけれど。お店の人に聞いたら、東京駅の丸の内側にもう一軒できているんだそうだ。世の中油断できないよ。日本橋の天松側のほとりで、着物姿の女性ふたりをスチールで撮影している連中が5-6人おって、格好の付け方を指導したり、着物を直したりしているのだけれど、こんな雑踏の中で撮影するかねぇ。
 丸善で三冊。

古都の占領: 生活史からみる京都 1945‐1952

古都の占領: 生活史からみる京都 1945‐1952

 ごっつい値段の本だけれど、ちょっと立ち読みをしたらむずむずと読みたくなって手にしてしまった。今年買った本の中で最も高いものではないだろうか。1945年9月25日、京都御所に米軍の小さな飛行機が着陸したんだそうだ。それからは二条城の前に発着したという。ちょっと読みたくなっちゃうでしょ? どうも丹羽宇一郎は単なる伊藤忠の社長だった、というわけではないらしい。これはkindle版があるというのでそれで買うことにした。 70冊を取り上げている割に200頁に満たないんだから、どれほどなのか、という気がするけれど、結構参考になりそうだ。ただ、小説である、飽くまでも。著者は立命館大の特任教授でそれらしい筆致である。 ポーランドアウシュビッツでの唯一の外国人ガイド、中谷剛さんの岩波ブックレット
 日本橋から都営浅草線、そして都バスで帰宅。8,902歩。