ようやく豪州政府がウルル・カタジュタ国立公園にあるウルル、すなわちエアーズロック（Ayers Rock - かつての総督の名前、Henry Ayersからとったもの）の観光客による登山を再来年11月から禁止する、と発表しましたね。昔からこの話は出たり引っ込んだりしてきました。アボリジニーの皆さんの聖地であるウルルに足を乗せる、足を踏み入れるのは不遜だという抗議に答える格好になるというのだ。
これまでなかなか踏み切れなかったのは、これを実施したら観光客が激減するんじゃないかということに怖れていたからで、Nothern Territory準州にとっても痛手になるという話だったのだろう。それが随分登る人が減ってきたので、ま、もう良いか、ということになったんじゃないだろうか。
私はあのリゾートに二泊したことがあるんだけれど、登っていない。雨が降っていたわけでもなくて、強風が吹いていたわけでもない。ただ、怖かったのだ。
