ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昨日の散歩

 散歩といいながら、都営の交通機関を使って日本橋に足を伸ばし、丸善に行った。ちょうど昼飯時直前に日本橋に着いてしまって、街中には会社員現役の皆様が溢れていてとてもこの地で昼飯を食う場合じゃないなと感知。
 丸善一階のキャッシャーに本を四冊置いたとたんに、隣の担当女性のところへ白人のほぼ私と同じような年齢の男性が立った。明らかに担当女性は狼狽している。「I have two grand daughters, and one of them says that she would like to learn Japanese. Do you have any easy learning book?」この人が話し終わるやいなやその担当女性が指で上を指して「サード・フロアー!」といった。
 彼は理解してもらえていないと思ったのか、「No, No, I mean・・・」と繰り返そうとした。見るに見かねて、「この人のふたりのお孫さんのお一人が日本語を習いたいといっているので、やさしい日本語入門のような本がありますか?と仰っています」とお伝えした。今から考えてみると、孫がふたりいるというのはどうでもいいことだったなぁ。
 で、それは確かに三階にあります、というのが正しい回答で、担当女性がいっていることは大正解。
 すると、くだんのおじさんは「Another grand daughter wants to have a book of holding papers.」というのでございますな。それは動物なんかを折るもののことなの?と聞いたらそうだというので、あぁ、折り紙だね!日本語の本でいいの?それとも英語がいいの?と聞いたら英語の方がbetterだなぁ、というのでそれならやっぱり三階だよ、ということになった。なんでも三階だ。そりゃそうだ、ここは三階に各国語の本があるんですよ、ところであなたはどこから来られたの?Australiaだよ、あぁ、やっぱりそうか。豪州ではこのフロアーは「ground floor」というけれど、日本ではこれが一階だからね、三階ってのは2フロアー上だからね。彼もそれは知っているよ、ありがとうと別れる。
 しかし、そのくらいの本だったら、豪州でもDymocksで売っているんだけれど、余程の田舎から来たのかなぁ、このお爺さん。