もうそろそろ紅葉もおしまいになりそうだからというので、駆けつける。大江戸線で行けば、歩く歩数も増え、その上、シルバーパスで賄えるというので、喜んで出かける。飯田橋の駅で降りて、C3の出口へ向かう。大江戸線の一番後ろに乗って飯田橋の駅で降りると、あんまり人が行かない出口へ。これが三段階エスカレーターで上がった上に出口がある。三段目のエスカレーターがものすごく長い。私のような高所恐怖症の人間は上から振り返りたくない。気がつくと前倒し気味な体制になっている。千代田線の御茶ノ水の駅もこれに近いようなエスカレーターがある。それにしても日本のエスカレーターはとても静かで、欧州のエスカレーターなんかに比べたらほぼ無音のように聞こえる。
出たらすぐを右に行き、次の角を左に曲がったらすぐ先に小石川後楽園がある。次から次にお爺さん、お婆さんがやってくる。お婆さんはグループ、少なくともふたりで、ひとりの人は少ない。翻ってお爺さんはほとんどがひとりで、しかも半分以上がこりゃさぞかし高いんだろうなぁと思わせるすんばらしいカメラを持っている。カメラはお婆さんにもいる。
都立の施設だから、一般の入場料は300円だけれど、65歳以上は150円。昔、永六輔が身分証明をするものがなければダメだと断られて「65歳以下に見えるというのか！」と怒ったらしいが、そりゃ怒る方が悪い。
しかし、ここで一番美しい紅葉は多分門をくぐる前じゃないかなぁ。
