ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

MET opera house

f:id:nsw2072:20180906200702j:plain:w360:left New Yorkのメトロポリタン・オペラ・ハウスは1966年に今のところに引っ越してきたんだという。一昨年が50周年だったのは知っていた。昨年その記念のガラコンサートが開かれ、そのライブ盤のCDが売られていた。
 今日、WOWOWで2017年に作られた開業当時のLincoln Centerの物語のドキュメントが放送された。
 そういえば1966年まで使われていたOpera Houseというのはどこにあったんだろう。ここでまたしても、ウィッキペディアに頼ってみると、なんでも1411 Broadwayという住所なんだという。Broadwayと7th Aveの間で、39th Wと40th Wに囲まれたブロックがそれだったそうで、外観から"The Yellow Brick Brewery"と呼ばれていたという。あのあたりはファッション系の店が多いといわれているところだけれど、今ではあんまり盛っているといえる雰囲気はない。古いビルばかりで(そんなことを言ったら、マンハッタン中がそうかも知れないけれど)ウキウキはしない。
f:id:nsw2072:20180906204546j:plain:w360:right 今のLincoln Centerのオペラ・ハウスには他ではほとんど見ることのないシャンデリアがぶら下がっていて、まるで線香花火を派手にしたみたいだ。全館統一されたものだけれど、特に印象的なのは、開演前に下に降りている客席の中のシャンデリアが、オーケストラが着席しててんで勝手に音を出していて、オーボエが音頭をとってAのチューニングを始めると、スルスルと天井に上がっていくところだろうか。いよいよ始まるぞ、とウキウキする。
 ところがこのシャンデリアのデザインはこのドキュメントによると、意図的なデザインではなくて、たまたま手書きのパースを描いて、プレゼンしようとしたときに、白い絵の具が飛び散ってしまって、それが花火のようになり、時間がなくてそのまま見せたら、それが「面白い!」となったというのである。ホントかなと眉唾だったのだけれど、アメリカ人はこういう話が好きだろうなぁ。
 あの劇場があるLincoln CenterにはバレエのDavid Geffen Hallとか、New York Philharmonicの本拠地であるDavid H Koch Theaterがあって、ともに噴水のある広場を囲っている。