ほぼ足りてまだ欲 その先

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格差

 格差が開く、というのはどういうことかというと、簡単にいってしまえば、金持ちはどんどん金を持ち、貧乏は全然改善される気配もないということじゃないかと思う。というと、「それがなんでいけない。だって、金持ちは金を集める努力をし、そうでない人はそういう努力をしないからじゃないのか」という話が必ず出る。これは日本でもアメリカでもそうだ。で、それをいうのは持っている層の連中だね。
 そんなこといったら、北朝鮮だって、あんなにコロコロしている権力者がいて、やせ細った国民がいて、それは格差が開いているじゃん。コロコロしている奴は努力すらしていないぞ、世襲だから棚からぼた餅じゃないの?ということになるんで、格差があるってことはどこでも普通のことなんだということになりゃしないかと思う。
 今大企業の内部留保はこれまでの歴史の中で最大の金額にのぼっているといわれている。つまり、金があるところに集中して存在しているってことだから、そりゃ当然行き渡らないわけで、これが格差が開く要因になっている。
 格差を埋めるためには今のシステムを推し進めている政権を変えれば良いわけだ。なにしろ日本だって、アメリカだって、多くの富を保有している人間の数の方が極端に少ない。金を持っていない人間の数の方が極端に多い。だったら、金を持っていない人たちがこのシステムをぶちこわして、富の寡占を解消させるようなシステムに移行する政権を支持すれば良い。つまり、選挙で自民党なんかに投票しないで、共産党に投票すればいいわけだ。なにしろ日本の共産党はもはや共産主義、あるいは社会主義政党じゃないからね。
 ところが実際にはそんなことの兆候はこれっぱかりも見られない。なんで格差を解消するシステムをより選択するであろう政党に委ねようとしないのか。

 とっても不思議。