先月の血液検査の結果、中性脂肪が190にまで達してしまい、その前の6月の検査の時の130からぴょんと跳びはねた。実は前にもそうして飛び跳ねたことはある。まずいことにこの検査のあと、信州へ行って毎日毎日昼飯に蕎麦と一緒に天ぷらを食っていたから、ひょっとしたら今はもっと悪いかも知れない。
医者がどれくらい揚げ物を食うというから、週に最低二回、といったら、あ、そりゃダメだというんだけれど、外へ出たら、トンカツと天ぷらのどっちを喰おうかと迷っていることをあの医者には間違ってもいっちゃいけないだろうなぁ。しょうがないから、今日の昼飯は、また三州屋銀座一丁目店で海鮮丼にした。
いつもだったら午後1時半を過ぎて入ったら多くても4-5人程度の客しかいないはずなのに、なぜかどのテーブルにも客がついている。しょうがないから一番手前のおじさんが刺身定食を食べている向かいで、横の姉ちゃんが煮付け定食を食べている席に座る。海鮮丼が来たけれど、おばさんが箸を持ってこない。そろそろ耳が遠くなっているおばさんにこっちから声をかけるのは面倒だから、こっちから歩いて行っておばさんに後ろから「箸を頂戴」といった。今日の海鮮丼の中身も凄い。何しろ中トロが光っている。鰹もハマチも光っている。みんななんでこれを食わないのか、不思議でしょうがない。あとから入ってきた姉ちゃんもブリの照り焼きなんか頼んでんのよねぇ。しかし、海鮮丼のご飯が蒸らしの足りていない炊きたての飯で、海鮮丼にはふさわしくない。これが酢飯だったらどれほど良いかといつもながらに思う。ひょっとするとお米がいつもよりよろしくないかも知れない。定食にご飯が占める重要度は相当に高い。さすがにご飯を残す。近頃は至って小食になってきているから、概ねご飯は残す。
運動が足りていないからと、中央通りを日本橋まで歩く。不本意ながら丸善に入る。
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随分久しぶりに岩波ブックレットを買った。だいたい岩波ブックレットは売れているんだろうか。一生懸命本棚に刺さっている薄い本の背文字を探すも、この本が見つからず、諦めかかったときにふと視線を落とすと平積みされていた。
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