単なる一政党の党首選挙なんだから、一般の国民には大して意味がないようなものの、日本のシステムのおかげで、その単なる一政党党首選挙が国の行方を決めてしまうという乱暴な局面。
昨日はあちこちのテレビで、二人の候補が生で質問に答えていた。確かに今まで党首ではなかった石破茂の方が言質を取られていないだけ楽なんだろうけれど、それにしても安倍晋三は痛々しい。加計孝太郎との関係をつかれて「ゴルフに偏見を持っているんじゃないのか、ゴルフはダメだけれどテニスなら良いのか！」と答えるに至っては、いいつかれてしまった表現だけれど、こいつは本当におかしな奴なんじゃないかと思った。ひょっとすると自閉症的な症状を持っているのではないだろうかと。学習障害があるというべきなのかも知れないが。問われているのは、永年の友人とはいえ、利害関係がある相手と懇意に付き合うというのはどういうことか、という点だった。
石破の子分の大臣が「石破支持をするんだったら大臣を辞任してからやれ」といわれた件について、今度は「それは誰がいついったのか、それを明らかにしろ！」と毒づく。
それでも、安倍晋三がこの党内党首選出選挙に勝つだろうといわれている。どう見ても、この国には、彼よりも数段人間的にすぐれた政治家が存在するのに、また彼がこの国の首相になってしまうという不幸な局面を抱えて、日本国民は本当に大変な事態に飛び込むことになる。
