今や日本は働きに来る外国からの人たちを切望しております。その代わり、一定の期間働いたら帰ってね、なんて調子の良いことをいっております。人を働かせるだけ働かせたら、もう居着くなといってます。相手は人間ですからね、ロボットじゃないんですからね、そんなわけにはいかないんだねぇ。人間は時には恋愛に陥ったり、時にはそこで初めて幸福感を持つかも知れないんですね。生活もままならない境遇から安堵をえるかもしれないんですよね。そうしたら、引き続き生活をしたいと思ってもおかしくないのが人間なんですね。だから、外国から働きに来て貰いたいと思うんだったら、その先のことがあってもおかしくないんだと、そういう前提に立たなくちゃならない。それを断固拒否するんだったら、不法滞在する人が出ても無理はない。国のやり方が不法滞在を増やす結果になってしまう。それがイヤだと云うんだったら、働きに来た人たちがそのまま滞在し、時には帰化する人が出てもおかしくないという前提で考えなくてはならない。それが政治というものであって、行政というものではないですかねぇ。
欧州に行ってみると、もはやこの国はなに国人の国だなんてバカなことをいっていられない状況になっています。それでもやっぱり、日本に比べてみたら、絶対的に人口が少ない。都会のごく一部は東京みたいな人出の状況を呈するけれど、そこからちょっとでも外れてみたら、いったいどうしたのかと思うくらいに人がいない。もうね、東京のばかげた人混みの中で暮らすなんてのからはもう抜け出てしまって、欧州のそんなちょっと外れたあたりに移民しちゃったらどうですかねぇ。もっとも爺さん婆さんになってからはほとんど望めそうにないので、若いうち、つまり20代後半から30代くらいの時に、何らかの縁をつかんで移民したら、日本で暮らすよりもなんぼか暮らしやすい環境で人生を送ることができますよ。子育てに対する支援が日本よりおとる国なんてほとんどありませんから。この国では普通に暮らしている国民からはどんどん金を巻きあげて、なにもしてやらないという政策になっていることは、安倍晋三が嘘をつき続けていることから見ても、明かでしょ？なんで、こんな国に義理立てしなくちゃならんのか、と判断しても当然だと思うわけですよ。
前半と後半では正反対のことをいいました。
