昔私がこんなに崖を怖がっていたような気がしないのですが、今はもう急な崖に切ったような道を歩いていると、何かにけっつまずいて、ゴロゴロと崖を転がり落ちて死んじゃうんじゃないかと怖くて仕方がない。だから、そんなところを歩いているときに、崖下を見て「良い景色だなぁ〜！」といっている奴の気が知れない。まかり間違って、転がり落ちたらどうするつもりなんだろう。そういうと「そんなわけない」というか「万一そうなっても別にかまわない」といったりする。私は昔はこんなことすら思わず、平気だったような気がするんだが、今はとてもじゃないけれど、そんな状況を一時間歩く根性もない。「もう勘弁してくれぇ〜！」といってしゃがみ込んでしまいたくなってしまう。
これは歳なんだろうか。
