ほぼ足りてまだ欲 その先

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地方議会

 誤解を怖れずにいってしまうと、ほとんどの地方議会、つまり県議会、市町村議会は国会の真似ごっこをやっているだけで、議員のほとんどは利害調整を選挙対策としてやっていくという、いわばプロ議員に過ぎない。大げさな、まるで国会議員バッジと見まごうばかりのバッジを作って襟に付け、「有権者から選ばれたんだ」ごっこをやっているといってしまいたい。
 欧州で何度もそんな地方議会議員達のいわゆる「視察」ごっこ一行と遭遇したことがある。たびたび指摘されているように、彼らの視察漫遊旅行をアレンジするのは大手旅行代理店で、しまいには報告書までその代理店が作ったひな形をコピーして済ませているケースが見られている。
 政務活動費の不正支出なんぞに至っては一度誰かがその一端を摘発すると、次から次に芋づる式に摘発されることがまま見られる。実は真剣に、真面目に、法律通り、この辺をほじったら驚くほどのことに至ってしまうだろうと思われる。
 地元のそうした議員の活動を一度でも良いから見つめてみた方が良い。一番始末に悪いのはいわゆる保守系の議員であることは想像に難くない。
 また、若い連中でこうした地方議会のまわりにいる人たちの不思議な感性に驚くことがままある。本当に地域を長い目で見つめようとしている人たちと、ちょっと見区別がつかないのがやっかいなところでもある。