ほぼ足りてまだ欲 その先

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墓参

f:id:nsw2072:20181009174755j:plain:w360:left 実家の墓は横浜市栄区にあって、そう聞くと、なんだ、良いところっぽいじゃないかと思われるかも知れませんけれど、そんな良いところに霊園ができるわけがない。京浜急行根岸線横須賀線の全ての路線からほぼ等距離で離れているという、実に巧い具合に鉄道から外れているという山の中、しかも隣はゴミ焼却工場やら、道路原材料屋といったものが建っているという実に殺伐としたところにある。挙げ句の果てにその運営主体はバブル時期に他の事業に手を出して破綻してしまっているという、あれあれ状態。それでも墓地はなくならない。
 お寺さんがいうには、これだけ墓が並んでいて、それを整理することなんてできっこないからなくなることはあり得ませんよ、だと。
 墓参にいくには電車で最寄りまで行って、バスに乗り換える。挙げ句に霊園に到着しても、うちの墓は結構上の方にあるので、えっちらおっちら坂道を上がる。なんでうちの親父はこんなところを墓にしたんだろうか、と思ったが、よくよく考えたら、親父が良く行っていたゴルフ場のすぐ傍だった。自分がはいる場所で、自分が墓参するんじゃないんだから、もっと他で良かったのにね。
 だったらもっと便利なところに動かせば良いんだけれど、それにはまた金がかかるしねぇ、と自分が入る墓だけれど、勿体ないような気がしないでもない。うちのふたりの子どもにそれぞれ子どもがいないどころか、下は結婚すらしないんだから、早晩墓参りをする人間もいなくなるわけで、そのうちこのまま無縁仏の墓になるのだろう。だったら、もうそろそろ両親の骨も一緒に樹木葬にでもした方が良いかもしれないなぁ。
 久しぶりの墓参りも無事、暑い陽射しの中で終了。