ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

バス

 夜になると、都バスの車内は昼とは様変わりします。爺さん、婆さんがいなくなって、勤め帰りの人たちになって、全員がスマホに見入っています。いつも乗っている路線だからでしょう、スマホから目を上げることもありません。だから、車内に立っている人たちがどういう人なのかも、ご存じないだけではなくて、自分がどういう座り方をしているかも、全く無頓着です。
 バスの一番後ろの座席は5人掛けです。隣の人とくっついて座ると誤解されるんじゃないかと思っているので、隙間を空けます。だから、4人しか座っていないことがしょっちゅうできあがります。立っているこっちがそれを気にしますよ、もう少しちゃんと詰めてくれればもう一人座れンのになぁって。で、実は座っている方も、内心「立っているひとが"詰めてくれ"っていってくれないかぁ」って。本当は思っていないのかも知れないけれど、そういうことにしてあげましょう。4人のうちのひとりが降りたら、中途半端なスペースが空きました。だから、「済みません、ちょっと詰めてもらえませんか?」といいました。UNIQLOの袋を持ったお嬢ちゃんが詰めてくれましたから、私は「ありがとう!」といいました。おかげで娘とふたりで座ることができました。ただそれだけ。
 彼女もその奥の兄ちゃんも無言です。言葉しゃべれないんです、多分(嘘です、単なる嫌みです)。ごめんなさいね。