昨日の昼飯時に、中井貴一のサラメシの再放送があって、森光子が好きで良くとっていた弁当が京橋の和菓子屋「桃六」の茶飯弁当だったというのを知ったので、日頃から弁当といったら辨松の「並六」しか思いつかないこの私は早速、都バスと都営地下鉄を使って宝町のホームに勇躍降り立ったと思いなせぇ。実はこれまで宝町はえっちらおっちら真っ直ぐな階段を上がるのがイヤで、できるだけ避けていたんだけれど、今になって、6年前に新築した清水建設ビルの横に、エスカレーターでもエレベーターでも上がれることを知ったんですよ。いや、嬉しいねぇ。ところがここに出てくると、今度は道路の向こうに渡るのが大変なんだね。結局、いつもの交差点まで戻ることになるわけ。
で、桃六の角まで来たら午前11時ちょっと過ぎサ。自動のスライド扉を開けて入った瞬間にお店のお姐さんが「次の方どうぞ、お弁当はもうこのふたつだけです！」といったら、その客が「じゃ、そのふたつ」といったので、終わりでした。ガックリ！で、どうするかという問題です。三越まで歩いて、辨松の並六を買って帰るのか、そばよし・京橋店で蕎麦か。サカキが開くまで並ぶか、えぇ〜い、というのでCOREDO室町まで歩いて、久しぶりに寿々木のひれカツ丼だぁ〜！と歩き始めちゃった。天気晴朗なれど風強く、その上、この辺なんぞはビル風ビュービューだから、年寄りにはなかなか辛いものがございますな。それにもめげず、日本橋を渡り、するとこのあたりでは背中にお陽様を浴びまして、やや、むしろ暑くなりそうでございますよ。
まだ、11時半ぐらいなのに、ちょっと焦り気味に寿々木に到着。隣のおじさん二人連れが話すのを聴きながら、ヒレカツ丼を待ちます。すると、そのひとりが相方に向かって話します。「今日は、え〜ッと14日かな？13？」すると相手が答えます。「13だよ、13！」断言してます。おぉ〜い、14日だぞぉぉぉ！
隣にやってきたおじさんが「味噌カツ丼、ヒレ！」と仰いました。えっ！そんなのがあるの？後からやってきた丼を見て驚きました。焦げ茶色のデミグラスのような流動体の中にトンカツが浸かっております。あんなに流動体で大丈夫なんざしょうか。タロー書房でお高い文庫を二冊買い求め、家に帰ってきたらLos Angeles Chargers対Kansas City Chiefsの試合が第4Qに入っていて14-21です。あぁ、これでChargersも負けるのかな、と思ってみていたら、なんとあと1分を切ってTDを決め、27-28に追いつき、最後のtry for pointでなんと2点にトライ！見事にパスが決まって、29-28で最後の最後に大逆転勝ち。イヤ、これは今シーズンで一番の見応えのあるゲームだったねぇ！
そこから寝てしまって、気がついたら夜の7時。やれやれ。
