ほぼ足りてまだ欲 その先

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用事がない

f:id:nsw2072:20181218165829j:plain:w360:left 外へ出かける用事がない。だから、歩かない。しかし、今日は天気が良い。ちょっとは歩かんといかんなぁと外へ出た。どこへ行く当てもない。とりあえず人混みの方に行ってみた。人混みをずっと避けていると、街中の変化に気がつかない。
 で、街中を歩くと、ぽっかりと穴が空いたように空き地ができている。あれ?これはどういうことだ、ここはいったい何だったんだっけ、と混乱する。隣の文房具屋は確認できる。しかし、ここがなんだったっけ・・とにわかに想い出さない。じっと佇んでいると、あ、そうだ、と想い出す。なんだか食い物やになっていたんだけれど、長いこと締まったまんまだったなぁと。しかし、その前は地元の人が商売をやっていたはずで、しかし、それがなに屋さんだったのか、想い出せない。さんざん思いを巡らして、とうとう、つれあいが思い出した。婦人服屋さんだったという。隣の文房具屋の後ろが丸出しになってみると、もう本当に戦後すぐに立てられたような昔風な造りだった。当時はこんな造りの家はそこら中にあった。青山の表参道の裏なんかはそんな家が普通に連なっていて、同潤会のアパートが瀟洒な雰囲気だった。このぽっかりと空いた空間も、すぐに高いビルになってしまって、この辺にふさわしくない建物になってしまうんだろう。