ほぼ足りてまだ欲 その先

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賀状

 ここ10年くらいだろうか、年賀状は戴いた方へ、元旦に書く、という方針にしてから、どんどん枚数が減少しています。昨年までは元旦に書いていました。書くという意味は、私の場合、ガリ版を切り、謄写版でする、という行為を意味しますが、今年は古いハガキが大量に見つかったので、大晦日にこれを実施しました。
 とりあえず、というつもりで80枚を刷りました。最初の2枚を位置決め確認のようになって、ずれましたから、使えたのが78枚です。それが全てなくなって、どうやら終わりましたから、今年の年賀状を出したのは全部で78枚だったということです。200枚を超える年賀状を書いていたのは一体、ありゃなんだったんでしょうか。
 まだ金銭的に余裕があった頃は、わざわざ自筆でハガキ大の原稿を書き、それを印刷屋に持っていって、そのまま印刷して貰ったことがなんどかあります。それも銀座の伊東屋でやったこともありました。今度宝くじが当たったら、もう一度あれをやって見たいなと思わないでもありません。
 多くの友達からはメールや、Face Bookでのやりとりでず〜ッとその現況がわかっているので今更年賀状、という気がしないのでそれで良いのですが、彼らの住所というものはもうわかりませんね。
 ごくたまに、そういえばあの人はどうしているだろうと、それまで年に一度の年賀状で存在が確認できていた人たちがいますが、その人達とはもはや交流が全くなくなりました。
 こんなことをいうと生意気ですが、人生は本当にうたかたの流れで、あれだけ死ぬの生きるのといっていた恋の相手だって、今じゃどこでどうしているのか、わかりゃしないし、わからなくて良い訳ですから、本当に袖をすり合って「ウフフ」とか「わはは」とか楽しい時間を過ごした人たちであっても、それがその人生なんでございますねぇ。これまでに様々な国、民族の何十、何百の方々と一瞬でも時間を共有したことがまさに人生で、今の世の中のあり方はそれが加速されたものなんでございますねぇ。