ほぼ足りてまだ欲 その先

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Opera

 ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲による「Pagliacci(道化師)」といういわゆるイタリアのヴェリズモ・オペラの、まさに神髄といわれるピエトロ・マスカーニ作曲の「Cavalleria Rusticana」を実際に現場で見たのは生まれて初めてでした。ストーリーはどちらも上手くいかない夫婦の実態を悲しく見せる上に、とうとう殺しちゃうという、さすがにこれは大変なものなんですなぁ。
 ところがメロディーはこの上なく美しうございます。あぁ、このメロディーはこのオペラの中に出てくるメロディーだったのかと、思わず心に染み渡るというものでございます。
 YouTubeで聴くことができますから、是非一度お聞き戴きたく思う次第でございます。

 今年のNew YorkのMetropolitan Operaの「Cavalleria Rusticana」公演の舞台装置は実に驚くような造りで、そうか、こういう演出があったのかと虚を突かれた。実に素晴らしい発想だった。これを見ることができたのはまさに僥倖といわざるを得ない。