日本人はアメリカに行くとtipが面倒くさいといいます。あんまり気にせずに、という人すらいます。もちろんtipを置かなくても怒鳴られるわけではありません。だけれど、tipでより生活が成り立っている人がいます。
ホテルのハウスキーパーでリッチな人はいません。タクシー・ドライバーでリッチな人もいません。ほとんど移民です。朝飯食わせるダイナーのホールの人だって、ほとんどそんな人です。ベル・ボーイもそんな人たちです。手間を取らせたらちょっと心付けしてあげたって良いじゃないですか。
日本がそんなシステムで成り立っていないというか、それでやっていけるシステムになっている、けれどあっち側はそうじゃないというわけです。
「倹約」しているからアメリカではtipは出したくない、というのは大間違いです。彼らの実入りを取り上げているのです。