区が主催している「カンツォーネ教室」の日。カンツォーネといっているけれど、カンツォーネ・イタリアンを題材にはしているものの、ほとんどヴォイス・トレーニングといっても良いクラスである。トレーナーはまだ40代とおぼしき若き男性で、そんなに大きくなくて、身長はわたしとほとんど同じくらいの人なんだけれど、胸板が厚くて、その声の大きさたるや、これなら、カーネギーのてっぺんの席にまで届くだろうと充分思えそうだ。だから、全員で一緒に唄うんだけれど、どんなに大きな声を出しても大丈夫で、それが嬉しい。行きは寒いのだけれど、帰りはホカホカして、鼻歌交じりで帰ってくる。どうやら最後の日にはひとりひとりで唄うということになっているらしい。怖ろしい！イタリア語の歌詞は覚えられない。
