写真の撮り方教室みたいなものに行ってみたんですよ。あ、実は明日も撮影会ってのがあるんですがね。で、そのレクチャーの中で夜の工場街の撮影の話になったのですよ。女性の人たちも、夜の工場の撮影にやってきますよ、と仰るのですが、問題はこれです。そういう、工場が非日常的な空間におられる方にとってはそうかも知れないのですが、わたしのように、かつてそんな景色の中をくたびれ果てた身体をコートに包み、あるいは汗をふきふき家路についてやれやれだった労働者にとっては、見たくもない景色なんでございますよ。イヤな記憶と結びつく、あるいは、情けない記憶と結びつく景色といっても良いかもしれないですねぇ。
この思いをどこかに書いておかないと、書くところがなくなりそうで、唐突に書きました。