ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

向かい

 電車の中で向かいの座席に座っているのはほぼ同じ年齢とおぼしきお爺さんだった。キャップを被っている。ポパイがはいているようなまん丸の薄茶色の靴を履いている。それが薄汚れているのか、つま先の色が変わっている。カーキ色のズボンをはいている。いわゆる綿パンだ。ライト・グレーの薄いジャンパーのようなものを着ている。そしてそのキャップなんだけれど、なんと表現して良いのかわからないのだけれど、とにかくカーキ色をぼかしたような、色が褪せたような色だ。そうだ、全体に褪せたような雰囲気がする。汚れちゃいないんだろうに、なぜか薄汚れ感がある。どうしても日本の年寄りはそんな色合わせのものを着る。だから、何人も集まって集団になると、映画「南極物語」の逃避行一行のように見えてしまう。