ほぼ足りてまだ欲 その先

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祭の陰で

 この週末は祭だったわけですが、今のように神輿に群がる人たちがこんなにたくさんいなかった時代というのがありました。なにしろ、地元町内から神輿を担ぎ出して、神社へ行き、御霊を入れて戴いて、それを町内に持って帰るのに、担ぎ手が足りなくて、みんなひぃひぃ云いながらの道中だった、なんてことがありました。それも人がたくさんいるところはみんな肩を入れるのに、ほとんど見物人がいないあたりでは、それはそれは疲弊感が漂い、「オイ、替わってくれ!」と云っても誰も肩を入れてこないなんて状態だったりしたんです。
 その頃、某町会ではとうとうしょうがないから、臑に傷を持つ連中に声をかけちゃったんですね。そんな状況で彼らの力を借りたもんだから、今のように普通の担ぎ手が増えても彼らを排除できなくなってしまいました。むしろ彼らは、担ぎたいという連中に、自分の組の袢纏を貸し出して、それで金儲けをするようになっちゃいました。つまり、祭が彼らの金儲けの場になってしまったわけです。そんなわけも知らない連中はその組の袢纏を金を出してきているんだから、なんの文句があるのかもわからないで祭に参加した気になっています。
 そこへ集まってくる連中は総入れ墨が何人もいて、彼らにとってはこれ見よがしに誇らしげに裸になるチャンスになっています。またそれを通りかかりの阿呆な素人が「うわっ!凄いね!」なんて云うものだからますます連中はつけあがる。集団ですごんで写真を撮らせたりします。バカがバカを呼ぶんです。知らん顔して下さい。お願いだから。
 一度悪魔に魂を売り渡すと、いつまでもたたられるというわけです。日本の政治と全くうり二つです。悪い連中に国を売り渡しちゃったんです。