ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

嘘内閣

 私のような引退したくそ爺がこんなところに書かなくたってたくさんの人たちが声を上げているんだから、それで良いというようなものではございますが、あまりにも腹が立つので我慢ができかねます。
 例の<働き方改革法案>って奴なんです。この一連の法案には「裁量労働制の対象拡大と高度プロフェッショナル制度高プロ)」というものが含まれていました。しかし、この法案審議の過程で、提示した労働の実態調査そのものがむちゃくちゃなデーターで、これを元に審議されたのは意味がないと云うことになります。つい先日も全体の2割の職場データーが誤りだったから撤去したと、しれっと厚生労働省が言っています。それでも法案を審議する根幹の考え方に影響はないと言い放ちました。
 もう既にこの時点で、この法案は差し戻して、やり直す必要が当然出てきます。何といっても日本の労働者が置かれている現実をきちんと把握せずに、経団連が待ち望んでいると言明している制度導入をしようというのだからおかしいじゃないか、ということです。
 裁量労働制の対象を拡大するのは引っ込めたものの、高度プロフェッショナル制度をそのままにしていることの問題もさることながら、この法案そのものの基礎的把握が揺らいでいます。
 社民党福島瑞穂議員が国会で厚生労働省の職員に対して「全国過労死を考える家族の会」が安倍晋三首相に面談を申し入れた要望は今どうなっているのかと質問したら、この職員は徹底して「受け取っている」と云うだけの回答に終始し、これから総理につなげるかどうかについてすらぶっとぼけています。これはどういうことかというと、こんな強行採決する間際にそんな連中と会ったらロクなことにならないと云っていることになります。
「いいえ、そんなつもりはありません」というに決まっていますが、この内閣は霞ヶ関を取り込んで国民を経団連の生け贄に捧げると云うことです。
 そんなことにはならないと必ず答弁するのですが、労働者派遣法や外国人研修・実習制度を見ても良くわかりますが「そんなことにはならない」と言い張ってきたことがことごとく全てが労働者側が労働奴隷と成り下がる展開ばかりです。少しずつ変化させていけば、国民が気がつかないという展開をここでもやっていこうとしています。
 高度プロフェッショナル制度というものは労働時間の制限がなく、休憩時間の設定もなく、残業代もなく、健康確保措置の1つとして年間104日以上、かつ、4週間で4日以上の休日を与えれば良い、というものです。時間外労働が80時間を超えたら健康診断をすれば良い。
 平均給与の3倍の額を相当程度上回るものというのが適用対象で、その目安が年収1,075万円と厚生省が提示していますが、経団連は「年収400万円(残業代込み)を超えれば対象にしたい」と云っていますから、あれよあれよ!でございます。ほうら、またまた明らかになる、法案通せばこっちのものだ!でございます。
 私たちはもう、労働市場から撤退していますから、関係がないといえばそれまでですが、日本国民を奴隷化するこの法案をなんで私たちは座して見ていることができましょうか。
 与党と日本維新の会希望の党は修正案を打ち合わせたと云っていますが、維新と希望は経団連のヨイショグループであって、とても野党じゃない。