そうだ、そろそろ上野の不忍池のハスの花が綺麗なんじゃないだろうかと思い立ったのは、朝4時半に起きたからだ。都バスで行けばお茶の子さいさいじゃないか、というのでバスの始発は何時かなと思った、なんと朝6時半にならないと走らないんだということを知った。そんな遅いの？つうか、普通の時はそんな時間にバスに乗るなんて思いもしないから、知らないわけだ。
じゃ、しょうがない、歩こう！というわけで朝5時から歩き出し、6時には不忍池に到着。なんだ、結構近いじゃん。2.4kmしかない。咲いております。カメラかまえた爺さん婆さんいます。スマホでとっている人たち多数。しかし、徒党を組んでいる人はおらず、みんなひとりだから、静か。野外音楽堂入り口近辺でラジオ体操をやっているグループ。
ピンクの蓮の花びらは本当に綺麗だ。良く見ると中のおしべめしべの軸は真っ黄色で、ハチさんがあっちでもこっちでも忙しそうにしている。
帰りは銀座線。まだ都バス動かず。田原町から大きな荷物を背負った、ラテン系の女ばかりの三世代三人が乗ってきた。手には真新しい地下鉄の路線図を持っている。どうするのかと思ったら、終点に電車が着いても降りない。知らないのかと思って「ここは終点ですよ」と声をかけたら、なぁにいってんだよ、私は知ってんの！という雰囲気で「このままリターンして銀座に行くんだ」というのです。声なんてかけてあげなきゃ良かったという気分になった。「あ、知っているんだけれど、このまま乗って銀座に行くんですよ、ありがとう！」といってくれれば朝から気分良かったのにね。
そういえば先日の旅行では、行く先で、電車やバスの路線図というものをどこにも見なかった。そういう概念がないのかなぁ。
