ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

f:id:nsw2072:20190111215104j:plain:w300:left いったいいつからこんなことになってしまったのか、記憶にない。16年前にここに引っ越してきたときに、すでに本棚を4本ほど立てたのは記憶にあるから、そこからすでに5-6本の本棚が増えていることになる。廊下はもう既に片側の壁が本棚になっている。もう本棚が立てられないので、倉庫代わりの部屋に平積みになっている。
 拍車がかかったのは、やっぱり二度目の大学通いが始まった頃ではないかと思う。あの当時、読みたいと思った本が地元の図書館になくて、学校の図書館から借りだしていたのだけれど、一度に借り出せる本の数が極端に少なく、それも二週間ほどだったのではなかったか。最初に行った大学では借り出せる本の数は確か十冊だったのではなかったか。しかもあの大学の図書館は夜10時まで開いていた。その上全ての本が開架に所蔵されていて、誰もが実際の本を手にすることができた。ところが移った先の大学では古い本は軒並み閉架所蔵になっていて、書庫に入れるのは院生以上だった。だから院にあがったときは無茶苦茶に閉架に入り込んだ。
f:id:nsw2072:20190111215151j:plain:w240:right 縮刷で一冊まるごとコピーをしたこともある。当時は必死に読み込んでいたから、縮刷でも頑張ったが、今となっては読むのが辛い。当時、思い知ったのは、一度入手を諦めた本はその後めったに遭遇することはないということだった。専門書はすぐに絶版になり、古本の市場にも出てこない。学籍を持っていれば学校の図書館にアクセスできるけれど、無籍となった今となってはそれも望むべくもない。卒業した学校の図書館は卒業生の入館、閲覧は認めているが貸し出しは認めていない。あの学校は学生や卒業生を信じていない。何しろ卒業間際になると貸し出さなくなる。持っていかれることを怖れている。だから大学院に進学する直前の春休みに図書館から駆り出すことができなかった。バカみたいな話だ。
 思い切って蔵書を処分してしまえば相当にすっきりするだろう。しかし、二度と遭遇しない。それでももう人生の残りがないんだからそれで良いんだという考えもあるなぁ。
 まぁ、どう考えても病気である。