ほぼ足りてまだ欲 その先

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国立演芸場

 かつては年に数回は通っていた国立演芸場にはもうほとんど足を向けることがなくなった。唯一のチャンスが毎年2月中席で公演される「鹿芝居」しかない。もう何年ここで鹿芝居をやっているんだろう。見に行き始めた頃は馬玉も馬治もまだ二つ目だった。馬久は黒子だった。

 今年は十一代目金原亭馬生の弟子のうち二つ目が馬久と小駒の二人になったから、この二人は日替わりで高座に上る。馬治と馬玉も入れ替わり。あとはいつもの蝶花楼馬楽金原亭世之介、古今亭菊春、林家正雀金原亭馬生のメンバー。今年は馬生の六人目の弟子、駒六も馬太郎という名前になって二つ目に昇進するってんで、来年の鹿芝居は大変だなぁ。

 今年の演し物は「辰巳の占い」が元ネタだと。若旦那の源次郎を馬生、遊女のお玉を正雀がやることになる。若い方が良いんだけどなぁ、そうはいかない。最終日の券を買った。国立演芸場の切符はネットで買うとシニア割引にならない。しょうがないから電話で予約する。映画館のネット予約は普通にシニアだろうと、学生だろうと買える。これは国立劇場の切符売り場が怠慢だというしかない。映画館のように、ネット上で売り切りにしてしまえば良いのに、なんでやらないんだろう。