ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

f:id:nsw2072:20190325210835j:plain:w360:left そろそろ染井吉野が盛りになるかな?と思って散歩に出た。ところがまだ全然だ。ちらほら、だ。しかし、墨田区隅田公園なんかではずらずらっと染井吉野が並んでいて、それぞれが大きく枝を広げているものだから、全体が貸すかにピンク色がかっている。つまり、全体的につぼみが開きつつある、という状態なのだろう。写真に撮ってもわからないけれど、目で見るとそれを感じることが出来る。人間の目も凄いが、全体でそんな雰囲気になる桜も凄い。

 されば、と向島の百花園に足を伸ばす。伸ばすといっても、バスをふたつ乗り継ぐだけだ。65歳以上は70円の入園料。とはいえ、見たところ、70円のお客ばっかりがほぼ10人程度入っているだけだ。つまり、こちらの江戸寒桜も、他の桜系統のものもちらほらで、染井吉野に至っては「ち」ぐらいのお愛想なしである。それでも私には名前も判別できない、木が満開の花を付けていたりする。ネコヤナギのような、猫じゃらしみたいなのがついている木には「振袖柳」という粋な名前がついている。それでもなんだか「振袖火事」みたいで、なんとなく、適当に付けたんじゃないかという気がしないでもない。

 年に数回、70円を払うのは自分にとって、いい骨休めになりさそうだ、とここまで書いて、何いってんだ、ずっと骨は休めているじゃないかと、自分で笑う。

f:id:nsw2072:20190325223105j:plain:w360:right どうせならと、またバスに乗って亀戸に出た。ここまで出るんだから東武亀戸線という奴に初めて乗ってやろうと思う。駅ビルのアトレに入って昼飯を食う。さて、亀戸線だ。緑色の丸で京阪電鉄みたいな色のワンマン二両電車が来た。ドッと乗っていく。需要が結構あるということか、たまにしか電車が来ないということか。それでも平日の昼間に10分おきに来るのは凄い。曳舟までの間、亀戸水神東あずま・小村井の三つがあるだけで、緑色の編成と、黄色の編成が走っているようだ。「東あずま」とは屋上屋のようだが、本当は「東吾嬬」のことで、昔は吾嬬町という町名があったらしい。今は小学校の名前に残っている。元はといえば、この駅は1923年に平井街道駅として開業したらしいが、一度1945年5月20日に廃止になっているとウィキペディアに誰かが書いている。なんで廃止されたんだろうか。この駅固有の事情か、あるいは亀戸線の事情だろうか。
 ふしぎなのが「小村井」駅だ。普通これだったら「こむらい」と読んでおかしくないが、なんで「おむらい」なんだろう。小さい村井という意味ではないということだろうか。「おむらいす」みたいでおかしい。
 この駅際で亀戸線明治通りと交差していて、踏切になっている。

 曳舟から浅草行きの東武電車各駅に乗り換える。押上(東京スカイツリー駅)でいかにもスカイツリーにあがったとおぼしきおばあちゃんと孫が乗ってくる。東武電車は後ろの二両は扉が開かないと車掌がアナウンスする。外国人にはわからんね。料金は170円だった。都08のバスに乗って帰宅する。