冬になると吉野屋の鋤鍋御膳が食べたくなる。昨年はどこかへ出かけた帰りにたまたま二人で吉野屋の前を通りかかったので「そうだ、吉牛に入ろう!」と食べた記憶がある。今年はまだ全然食べていなかった。もう春になるからなくなっちゃうかも知れないなぁと思っているところにこの寒さ。
「夕の祈り」という行事の日だったので、夕飯を食べずに出かけ、帰りにわざわざ吉野屋に遠回りした。ところがなんと「終わりました!」というのだ。今日の分は売り切れたというのか、季節的にもう終わりです、というのかを聞き漏らした。しょうがないから牛丼並盛りと味噌汁を頼んだ。440円だった。なんだか具の量は少ないし、肉は脂臭いし、昔ほど旨くない。私の好みが変わったのか。
店内は私以外に、7人の客がいたのだけれど、私の他は全員外国人だった。3人の白人女性は3人ともベジ定食(454円)を食べていた。後の4人は二人ずつの東洋人だったが、結構店員さんが手こずっていたから複雑な注文をしていたみたいだ。そういえばこの辺では牛カツ屋がほぼお客は全員が外国人で、「かつや」の半分も外国人のお客。「てんや」にもかなりな割合で外国人客だ。銀座の吉野屋の客層を見て見たい。