ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

映画

 飛行機の中で見た映画

  • 「ある女流作家の罪と罰」(原題 Can You Ever Forgive Me?)始めにtrue storyだって出るんだけれど、ウディ・アレンが作ったんじゃねぇの?と思うようなニューヨークを舞台にした、彼の映画に良く出てくるような話なんだなぁ、これが。原作者Leonore Carol "Lee" Israel (December 3, 1939 – December 24, 2014) が自分のことを書いたものなんだそうで、ひょんなことから見つけたかつての作家の私書を偽造して稼ぐという売れない伝記作家の話。結構お勧め。人間つうのはそういう弱さを持っているんだってば。Zabarのパンが旨いといって、バケットを囓りながら歩くところなんぞ、ウディ・アレン好みじゃないの!


CAN YOU EVER FORGIVE ME? | Official Trailer [HD] | FOX Searchlight

  • 「運び屋」(原題 The Mule)誰もが知っているクリント・イーストウッドの最新作。最初、muleってのは鹿の一種だから、いったい何のことをいっているのかわからんかったんだ。で、本当にいた爺さんの麻薬運び屋が原案になってんだってんだね。ところで、この爺さん、なんで一発目はわからないうちに大きな金を貰って有頂天になって新車のピックアップに買い換えたんだろう?これじゃ目立つぜ。麻薬の大将がメキシコの家に爺さんを呼んで、なんで若い女に接待させる必要があるのか、そのまま走らせていれば良いんじゃないか、という気になるんだなぁ。


クリント・イーストウッド監督&主演!映画『MULE(原題)』US予告【HD】

  • 「グリーンブック」(原題 Green Book)これも大ヒット作だけれど、やっぱりtrue storyだと最初にいっている。粗野でがさつなイタ公がキャバレーが休館になってしまって仕事にあぶれ、ジャマイカ系の黒人ピアニスト、Donald Walbridge Shirleyのお抱え運転手として南部ツアーに出かける話。1960年代の話だから、deep southで白人ショウファーの後ろに乗っている気取った黒人はとんでもない存在。田舎の警察が勾留するが、Shirleyが電話をすると、後で警察に州知事から電話がかかってきて釈放されるが、その裏にはロバート・ケネディが絡んでいて笑えちゃう。トニーが女房に手紙の書き方を教えるが、「マイ・ディアーの綴りはd-e-a-rだぞ、これじゃ鹿じゃないか」に笑う。これは見て良かった。お勧め。


Don Shirley - Greatest Hits 1 (FULL ALBUM - OST TRACKLIST GREEN BOOK)

Green Book - Official Trailer [HD]

あとはディック・チェイニーの「VICE」だったんだけれど、私はチェイニー自身をほとんど理解していないから、見ていて、なんでこんな男が?という感想を持っただけだった。女房の方が遣り手だったのか。ラムズフェルドがやっぱとても変な奴に感じるが、私にはこの辺を理解する力は及ばずながらない。