ほぼ足りてまだ欲 その先

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映画 The Leisure Seeker

 イタリアとフランスの合作映画なのに、出演者はほぼ全員アメリカ人で、もちろん英語の映画。原作はマイケル・ザドゥリアン (著), 小梨 直 (翻訳)の「旅の終わりに」という小説で、原題は「「The Leisure Seeker」。これがアメリカ映画じゃなくて、伊仏合作だとは思えなかった。先が読めちゃうストーリー展開だといって評判はよろしくなかったらしい。いいたい人はそう言えば良い。しかし、アルツハイマーの元大学教授と、末期癌に冒されている妻のキャンピングカーでキーウェストを目指すロード・ムービィーは同年配の老人にとっては、涙なくしては見られないのだよ。
 確か、これも飛行機の中で見たような気がする。WOWOWで明け方にやっていた。
 どうも近頃は年寄り夫婦の物語を映画にしたり、テレビドラマになったりしているような気がする。いや、ずっと昔からそういうドラマはあったんだけれど、自分が見る気がしなかっただけかも知れないし、いやいや、団塊の世代がみんなまごう事なき爺さん婆さんになったから、マーケッティング的にそういう路線になっているのかも知れない。
 そういえば、昔から団塊の世代はものを売るターゲットになってきたんだけれど、ここまで来たら、随分人数も減っているんだろうし、ターゲットになりにくくなるんじゃないのかという疑問もある。しかし、それは全世代がそうなんだろうから、特別じゃないか。