ほぼ足りてまだ欲 その先

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周辺へ

 こういう時代になると、というよりももう高度経済成長の頃からその流れはあったのだけれど、東京の周辺部というのは、金儲けにはもうかなり縁がない、下積みだけれど、そりゃもうずっと下積み、あるいは身体的、あるいは精神的障害を抱えていて、金儲けの才能を生かしたくても生かせない、そうした人たちが、まるで溢れた水に流されるかの如くに、周辺部に流されてたまる結果となる。

 中心部で生き馬の目を抜くかの如きめまぐるしい動きの中で暮らしている人たちには全く目に留まることもないかも知れないけれど、実は周辺部には様々な人たちが蠢いている。それこそが人間の本当の姿なんだろうという気がするけれど、一緒になって歩こうとすると、自分が自分を見失うような気がしないでもない。なぁに、自分を見失ったって、たいした人生じゃないんだけれど、もう後残り少ないと思うと、ちょっとどうかなぁと思わないでもない。

 しょうがねぇんだよなぁ。