ほぼ足りてまだ欲 その先

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まっとうだ

 山本太郎の「れいわ新選組」がひとりずつ今度の参議院議員選挙の候補者を明らかにしてきていて、昨日発表の5人目(自身を含めて)がコンビニ加盟店ユニオン元副執行委員長の三井義文、62歳だった。これまでに蓮池透、安富歩、木村英子を発表してきている。
 三井よしふみは元住友銀行の行員で、脱サラしてセブンイレブンのオーナーとなり、加重労働を強いられる環境から運動を起こしてきた。これかられいわ新選組は2日に記者会見を開いて、全体像を発表するらしい。
 
 「れいわ新選組」の動きは大手マスコミがあまり真剣に取り上げていないように感じる。しかし、候補予定者の面々を見ると、本当にまともに暮らしてきた人たちばかりで、表面面の感触だけで選挙民を取り込めると思っている連中とは全く一線を画している。
 保守系のこれまでの手法から怖くて逸脱することができない候補予定者諸兄は、ほとんどが世襲であり、旧態依然たる「これまでこうだったんだからそれで良い」的な解釈の上でイメージさえ良ければ、というムードで動いている。だから地元の各集会に顔を出せば、名前を覚えてもらえればそれで良いんだという連中ばかりでまことにいらだたしい。必ず短髪、刈り上げ、ダークスーツに白いシャツでノーネクタイ、実をこごめたりなんぞして両手で握手に来ようとする。気持ち悪くて目をあわせないようにすることにしている。そうした、形ばかりの連中とは全く違っていて、本気の連中を引き出してきた山本太郎には目を見張る。
 多分、このうち何人が国会にやってくることが出来るのかわからないけれど(不利だろうけれど)彼がやっていることは、共産党がやっていること、社民党が叫んでいることと同じように、嘘がない。
 日本人だけじゃないだろうけれど、目の前に厳然と存在する現実を突きつけられると逃げる傾向にある。すっきりした、洒落た、綺麗な、ものを見たいという気持ちがある。いや、別に「れいわ新選組」の候補予定者がその反対だとは思っていないけれど、彼らが指摘する事実は本当に辛くて、怖ろしくて、怒らなくてはならないものばかりだ。
 日本共産党社民党、れいわ新選組が共闘しないかなぁ。