国交
中華人民共和国という共産党独裁国家はただただ中華民国を追い詰めるだけのために、ソロモン諸島やキリバスという太平洋の貧しい国を、札束でほっぺたひっぱたいで国交を開く。アフリカでも、あちこちで、金をばらまいて、中国の影響力を誇示している。思想の貧しいものはそれまで持ったことのない札束を手にしてしまうと、自分が負けてしまっていたからこそのその力にことさら意味を見いだすようだ。あのバブルの頃のわが国も正にそれだった。カリフォルニアくらいは買い取れると豪語していたことをもう忘れたとは言わせない。中華民国は独立した国家であるが、中国共産党はまだ、彼らの存在を許す気がない。国民党国家はとっくにそこから民主化された国家になっているが、中国共産党が中国共産党である、その根拠は、中華民国を潰すまで忘れないつもりだ。それでも、台湾それ自体は、国民党に占領されてしまった島であるという複雑さは今でも忘れるべきではないだろう。
病院再編
厚生労働省は26日、全国の公立病院や日赤などの公的病院のうち、診療実績が乏しいなどと判断した424病院に統廃合を含めた再編の検討を求めることを決め、病院名を公表
年寄りが増えて、医療費が増大するから、それを抑えるために病院を再編するというわけでこのリストにあがった424病院を単に再編だけでなく、病床削減も視野に入れる改革だという。誤解を怖れずに云うと、これで医療からはじき出されるケースが出てくることだろう。目先の効果のために国民を追いやるという政策を厚生労働省は随分たくさん繰り出してきている。要介護1および2を認定された高齢者への支援を切ろうとしている政策を見たら、厚労省の方針は「姥捨て」政策と云っても良い。2000年の福祉構造改革はもはやほとんど崩壊に近い。こうなるぞと警告を発していた努力はことごとく無に帰している。