ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

東横線

 渋谷の駅前に置いてある、半分にぶった切られてしまった昔の東横線の車両が、邪魔になるので、秋田に運ばれるんだそうだ。なんで秋田?と思ったら、忠犬ハチ公が秋田犬だかららしいね。
 あの車両は私にとっては非常に縁のある車両で、気がついた時はあれが普通の車両だった。その前は四角い木造の車両で、紺色と黄色に塗られていた。あの緑色の流線型の車両を私たちは「新車」と呼んでいた。最先端だと思っていた。正式には東急5000系電車と呼ばれていたそうで、運用が開始されたのは1954年だというから、私が小学校一年生の年だ。この電車はラッシュ時には始末が悪くて、ボディの下が丸くしてあるんだけれど、扉までそうしたスタイルになっているものだから、混んでいると人がその丸みの上に乗ってしまうので、扉が開かなくなったりした。だから外から無理矢理開けて無理矢理乗り込んだ。
 
 時代は過去を消し去っていく。