ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

失政

 今回のコロナウィルスに関する対策を見てくると、明らかに安倍晋三政権のやり方は失敗だ。何人か、ダイアモンド・プリンセスに関係のない発症者が出て来ているけれど、その人たちはいったいどこで感染したのかが全くわかっていない。あの船に乗っている乗員乗客にしたって、未だに全員の検査ができていない。この時点で韓国ではすでに13日の時点で、「「リアルタイムPCR法」の検査を保健所や医療機関でもできるようにしたことから現在一日5千人水準の診断ができる。今月末には2倍の1万人の診断を可能」だといっている。然るに日本では「18日までには1000件」という水準である。明らかに能力に大きな差が出ている。
 保健所では、いくつかの条件が揃っている場合以外は検査に応じないとして、これまでドアを叩いた人たちを門前払いにしてきた。その結果、感染経路が判然としない感染者があちこちにバラバラに出てきている。
 加藤厚労大臣は記者会見で平然を装って無責任な対応をしているだけに見える。外国の報道機関は日本の現状を批判していると報じられている。そんな五里霧中な状態の中で、オリンピック実行委員会は影響はないとコメントしたらしいが、何ら根拠のないコメントで、こうした積み重ねが海外からはおざなりなスタンスと判じられてしまうポイントとなる。
 中国の一週間で建ててしまった病院には驚いたけれど、日本政府はあまりにも冗漫に居すぎている。実はなにも対策する能力がないのではないか。一番の危惧はここにある。
 こんな騒ぎの最中の成田の体制はどうだったかといえば、赤外線カメラ数台を設置して、その画面を見ている係員がひとり居るだけというお寒い状況で、これではいつもの成田検疫体制と何ら変わりがない。あれで水際作戦とはちゃんちゃらおかしい。入国してくる旅行者の方が拍子抜けである。

 つまりどういうことかというと、この政府では、日本はますます国際的に地盤沈下の中に埋没していくぞ、ということだ。彼らではダメだ。はっきり認識した方が良い。ナチスになって居るぞ。