ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 文字が上手い、あるいは味がある、という時に「いい手だ!」といったりする。しかし、これは筆で書いた文字に限定される。鉛筆や万年筆で書いた文字にはなかなかそういう表現は使わない。書き慣れた文字と、旨い文字ではちょっとニュアンスが違う。いくらヘタックソでも、面白い味のある文字というモノは存在する。はぁ、これは面白いと思わずいってしまう。勢いに任せて書くのにしても上手い下手はある。
 今でこそほとんど文字を書くのは、パソコンで書くから癖のある文字というモノを見ることが少なくなった。年賀状でも直筆で書いている人はとても少なくなった。
 現役の頃、ワードプロセッサーが普及しだしたのは終わりの6-7年だったから、それまではほとんどが手書きだった。活字が身近だったのは、英語でタイプするときだけだった。タイプをたたけない人はかなり多くいたので、英語も手書きが全盛だった。日本語にしろ英語にしろ、汚い、癖だらけという文字を書く人は結構いた。不思議だった。他の人に迷惑だから、少なくとも読めるくらいには書けよ、と思った。
 上手くなくても良いから、味のある文字を書ける様になりたかったけれど、最後まで、ガリ版の文字でしかない。