ほぼ足りてまだ欲 その先

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活字

 活字で思い出したんだけれど、老眼鏡をかける様になってくると、どんどん活字を読むのが億劫になってくる。その上、現役を引退すると電車やバスに乗って定期的に出かけるということがどんどん少なくなってくるので、ますます活字を読む機会が少なくなってくる。勢い、その時間をテレビ画面を眺めることに費やす様になる。だから、そうした時間帯にテレビで流れる情報は、そういう世代が受け入れやすい中身になりやすい。そうでないと、チャンネルを合わせてもらえない。同じTBSテレビが平日昼間に放送している恵俊彰司会の「ひるおび」なんてのはその典型で、もう安倍晋三べったりで、もと時事通信の田崎だとか、国際弁護士と称する八代某とかが出てきて、安倍政府のお先棒を担ぐ。そう意識していない爺さん婆さんをその論調に誘導していく。しかるにTBSテレビは土曜日夕方には金平茂紀がメイン・キャスターを務める「報道特集」があるけれど、「ひるおび」とは全く反対の方向を向いていて、正確に事象を捉え、安倍政府の危険性を指摘し続ける。田英夫、筑紫哲哉を彷彿とさせる。
 しかし、活字で手に入れる考えや理論はテレビではほとんど入手できない。なにしろ、根本的な思想を語ってもテレビではかったるい。それでも活字を目にしにくくなってくるからどんどんその立場に立ち返るチャンスがなくなる。何しろ昔の様に、布団にゴロンとなりながら本を読むことができないし。ところがこういう状況になるんだってことがそうでないうちには気がつかない。弱ったものだ。