ほぼ足りてまだ欲 その先

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何かの間違い?

 OECDが出している統計の中で、世界の大学進学率というのがあって、その第一位が豪州だというのだけれど、それはにわかには信じがたい。2016年のデーターで96.6%の進学率で俄然トップだと書いている人もいる。大学は多分32校くらいしかない。国立はといったらキャンベラに本拠を持っているAustralia National Universityだけだ。あとは州立だったり、私立だったりする。もちろん絶対人口が少ないんだから日本とは比べようもない。日本には700校を超える大学がある。
 まだ十分にデーターを探し得ていないけれど、日本の大学生が卒業する割合は90%を超えているのに対して、豪州ではほぼ70%に留まっているようだ。近年豪州では公立の大学は需要にあわせて入学募集定員を緩めて良いとされているので、余計に無事卒業する割合が減少しているのではないかと揶揄されている。もっとも豪州ではかつて高校卒業テストに無事通って、大学に入学を決めても、そのまま進学せず、休学の形にして、東南アジアをほっつき回るのが流行ったことがある。ことほどさようなので、学生の年齢構成は日本のそれと比べると、明らかに異なる。
 進学率の不思議を解明してみたい。