ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ラック

f:id:nsw2072:20200425212819j:plain:w360:left 元オーディオラックだった棚にはもはやプリメインアンプ一台が残っているだけだ。だからラックに「元」がいる。もはやチューナーも、CDデッキやMDプレイヤー、カセットデッキもレコード・プレイヤーもなにもない。そのプリメインアンプにはDENONのPMA390-IIIと書いてある。1998年に新発売されたものだそうで、当時のメーカー希望小売価格は39,800円。さっきヤフオクで見たら、1,200円の値がついていた。そりゃそうだろう。今の後継機はDenon PMA-390/4Nのようで、25,000円ほど。
 あ、いやいや、そんな話じゃなかった。このアンプで私はなにを鳴らしているのかというと、BOSEのSTUDIOCRAFT ST200といういわゆるブックシェルフタイプといわれていた、それはそれは古いスピーカー。なにしろ202年前に、豪州で人から貰ったものをそのまま持って帰ってきたので、いったい、いつ誰がどこで買ったものかもわからないという代物。それでも私はこの音に十分満足をしている。だって、何十万もする機材なんて持つべき資格がないもの。
 で、音源はなんだといったら、全てパソコン音源というていたらく。手持ちのCDの好きなものは全部パソコンで取り込んでMP3にして旧iTunesで聴く(iTunesが「ミュージック」なんていうつまらん名前のアプリケーションになってしまった)。 違いが全然納得できていない。今やラジオは全てネット上のアプリで聴く。radikoになってからどの局もくっきり聞こえる様になったのは嬉しい。もうアナログのラジオでアンテナを引っ張り出して聴いている場合じゃない。聴き損なってもすぐなら聴ける。そのうえ、Accuradioや、YouTubeを渡り歩いているので、音源は豊富。しかし、返す返すも残念なのはカセットや、MO、MDを再生できなくなってしまったことだ。たくさん媒体が残してあるのだけれど、これはみんな、もう諦めることになるのだろう。人生の一部を失ってしまった様だ。
 その古い古いアンプは友人のひとりが引っ越すときにもう要らないといって、持っていくか?と聞くから「ウン」といって持ってきた。暮れたのかと思ったら「五千円!」だった。でも、もう十年以上は経つだろう。それが昨年のある頃から、音源のセレクタースイッチが、私がなにもしないのに、カチャカチャ動く。つまり音源が切れ切れになる。なんか誰かが遠隔操作で邪魔しているのかと、驚いた。なんでこんなことになるんだろうと、ネットで検索してみると、スイッチが壊れているという。

マイコンを制御してアナログスイッチで入力信号を切り替えています。接点が汚れたために発生する僅かなノイズを、マイコンが切り替え信号と見なし、勝手に入力を切り替えてしまいます。対策は、インプットセレクターのロータリースイッチを基板からはずして、接点を洗浄」

 そんなことを自分ができるわけがない、わけがない!アンプを換えるかなぁ。
 ところが、昼間になると、これが全く大丈夫なのである。なんの問題もないのである。これはどういうことなんだろうか。悩むねぇ。