ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Newsweek

  • 「人の流れ」と「接触機会」との混同
  • 接触機会を8割削減、つまり5分の1にするには、人の流れを√5分の1に、すなわち55%ほど削減すればいいことになる。もし外出人数が7割削減されているのであれば、人と人との接触機会は91%も減っている計算になる。
  • 接触機会」という概念は首相でさえ正しく理解していない
  • 戦略は誰でも理解しやすく実行可能なもの、すなわち「外出は一日一回、生活必需品の買い物のみに限定しましょう」「散歩やジョギングのため公園に行ってもいいですが、他人との距離は2メートル以上保つようにしましょう」「年老いた両親に会いに行くのはやめましょう」「オフィスではテレワークを推進し、出勤人数は7割以上削減しましょう」といったメッセージで十分である。
  • 「アベノマスク」も役に立たないという点では風船爆弾とどっこいどっこい
  • アベノマスクを使って粒子がどれだけ漏れるかを検証してみたら漏れ率が100%だった
  • この無益な物に膨大な国費を費やしたことに対して、責任者に応分の処分を下すべき
  • 日本政府は韓国にだけは果断に入国拒否したが、イタリアなど欧米各国に対しては情緒に引きずられて入国を遮断するタイミングを逸し、そのためにウイルスの流入を招いてしまった
  • 厚生労働省は日本の患者数や死者数を意図的に少なく見せかけようと小細工を弄しており、不信感を抱かずにはいられない。
  • 都道府県から公表された死亡者数の一部については個々の陽性者との突合作業中のため、計上するに至っていない」
  • 確認作業が終わったら統計を修正すればいいことで、確認できていない死者数を計上しないというのでは速報性を大きく損なってしまう。
  • 4月21日についにNHKが韓国超えの死者数を発表してしまった。厚生労働省もついに観念し、翌日には統計上の死者数を一気に91名も増やした。
  • 安倍首相と親しいある評論家が、厚生労働省の戦略に批判的なテレビ番組に対して電波使用を停止すべきだなどと言い出した。仮にそんなことになれば、日本政府の失敗を止めるものはもう何もなくなってしまう。

丸川知雄東京大学社会科学研究所教授)220/5/2(土) 17:51ニューズウィーク日本版)