ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

f:id:nsw2072:20200505184758j:plain:w360:left どこかの飼い猫じゃないけれど、いつものパトロールに出た。物珍しいことはなにもなかった。いつもに比べると数段人が出ていた。観光客がいないだけで、地元民はごくごく普通に買い物に出ているという雰囲気だった。スーパーではソーシャルだか、フィジカルだか知らないけれどディスタンシングしていると、前に進めない状態で、商品の前で逡巡している人がその上ブロックしているわけだから、時間がかかる。
 それでもおかげで、道ばたに目をやることが、日頃に比べたら数段多くなり、これまで気がついたことのない小さな、小さな、それこそひょっとしたら誰も分類していないんじゃないか(そんなこと決してないけれど)と思われる様な花を見る。それを写真にしようとする。腕が悪いというより、写真を撮るという行為を断行するには、どんなことを知っていなくてはならないか、ということすら知らないので、巧く撮れない。巧く撮れなくても、どうにかわかれば良いかと思って撮っている。
 人を避けて裏道をいくと、ぽつんと開いている寿司屋の外に若い女性が立っていて、何ごとかと思っていくと、なんとこの人が呼び込みで、「お寿司のテイクアウト如何でしょ?」といっている。いっているというよりも、たまたま通りかかった私ひとりに対して呼びかけている。素通りするのがなにかとんでもない罪を犯している様で、思いっきり罪悪感を背負い込むことになる。「もう誰もお客さん来ないんで、せめてテイクアウトして貰いたいと思っているのに、そうですか!あなたは見捨てて行こうってんですね!」と云われているかの様だ。申し訳ございません!
 確率からいったら20人にひとりくらいは感染者がいる可能性があるので、向こうから人が来たらあっちへ避け、こっちから来たらあっちへ避ける。ジグザグに歩くので、思ったよりは歩数はいっているんじゃないか、と思ったら、スマホを家に置いてきちゃって、わからない。