ほぼ足りてまだ欲 その先

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時代変遷

f:id:nsw2072:20200517113506j:plain:w360:left いやいや、時代はどんどん移り変わります。この週末は実は例年、浅草神社のお祭りで、日曜日といったら朝早くから三基の本社の神輿が各町内に受け渡されて渡御が行われるところです。COVID-19の影響で、一応10月に延期となったのですが、まだ実際にできるかどうか、わかりませんねぇ。
 わが地元では、随分昔に訳あり集団に手助けを頼んじまった関係から、今でもヤバい連中が半分でかい面をして担ぎ棒を占領するという、もうどうしようもない状態になっておりますので、それがないだけでも静かな週末ではございます。
 しかし、明日は本殿での祈願祭を中継するんだそうで、世の中は変わりましたよねぇ。かつて、友人のお嬢ちゃんの結婚式が赤坂のとある神社で執り行われましてねぇ。せめて外国人の旦那の絵面として面白いからと、写真を撮りにいったんですよ。すると、そこの神社の驚くほど若い神官とおぼしき方が、まなじりを決して私に詰め寄りましてねぇ。そう簡単に写真を撮らせるわけには行かない、神聖なる場所をなんと心得ると怒られたんでございます。あ、そうなんだ、そういうところなんだ、と慌てて遙か遠くからズームで寄せて撮ったという経験がございます。そういえば、神社では「ここから先は写真撮影禁止」と書かれているところがございますよね。魂が抜かれちゃうのでしょうね。その割に、明日の祈願祭はFacebook中継なんてやるわけで、大丈夫なんですかねぇ。
f:id:nsw2072:20200517113616j:plain:w360:right そうそう、そういう場所での結婚式でも、その神社出入りの写真屋さんはなんの問題もなく撮影しておられましたが、その辺がわかりにくい仕組みでございます。
 そういえば、日本の美術館のほとんどは撮影禁止でございますねぇ。そうかといって、じゃ、展示されている絵画の絵はがきを必ず売っているのかといったらうっていません。じゃ、なんでそんなに写真に撮りたいのか、ということになります。日本人ばっかりですよね、外国でもすぐさまカメラを取り出すのは。見事なほどです。もちろん私もそのうちの一人ですけれどね。
 私の場合は、ただ、写真にしておきたいだけなんですけれど、後から考えると、写真を撮って、それを整理して、ためつすがめつして、これが本人の記憶にインプットする作業になっているようです。あとから、写真を撮りだしてみる(実際にはモニターの上に出すってことですが)と、その時のことがまざまざと浮かび上がってくるんでございます。これは不思議なほどで、そこへ至る道中やら、そのためになにを調べたのか、思ったよりも楽だったなぁとか、危なっかしかったなぁと様々に思い出すのでございます。
 (写真は全て過去のまつりのものでございます。)