昔の住宅の網戸は簡単で良かった。アルミサッシでも、外側にプラスティックフレームの網戸が挟まる溝があって、上に上げると、取り外すことができたから、ホームセンターで網と、治具を買ってきて、結構苦労したけれど、自分で綺麗に変えることができた。ところが今のコンクリート集合住宅は、やたら洒落た網戸が入っている。屏風状にたたまれる網がアルミの枠に支えられていて畳むと、あたかもアルミの棒が端に立っているだけに見える。ところがもう15年以上も経つと、この屏風状の網が裂けてきてしまう。それは経年変化で仕方がないにしても、メンテに金がかかる。2000年頃に建ったこの種の集合住宅には随分採用されたらしい。で、どうしようと、メーカーに問い合わせると子会社が請け負っているんだけれど、現地調査に来る。え？どうして？サイズをいったらそのままわかるんじゃないの？それから見積もりが来た。そこに「現地調査代」というのが入っている。どういうこと？これで発注しなかったら、その「現地調査代」は取りっぱぐれちゃうってこと？発注した奴からだけ徴収するの？
便利は高い。全部取り外して、全く違うものを取り付けたら良さそうなものだが、そんなことをする技術も根気もない。これじゃ、NZや豪州には住めないよなぁ。
