ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

映画

 「Once Upon A Time In Hollywood」という映画がありますね。タランティーノです。デカプリオとブラッド・ピットです。虚業に生きる人たちは虚業を描くのはやっぱり上手い。見せますねぇ。途中で投げ出したくなったんだけれど、結局戻ってきて最後まで見ました。なんで、途中で投げ出したくなったのか、という点ですが、落ち目の三度笠の役者であるリック・ダルトンがクソ映画、つまり時代遅れの西部劇が成り立たなくて、とうとうイタリアのマカロニ・ウェスタンに出るためにイタリアへ行くことになるんだけれど、そこに至る過程がいかにも落ち目にもがくという、よくある筋書きなので、それをじっと耐えてみているのが、面倒だったのです。しかし、そのリック・ダルトンのハリウッドの家の隣が、ポランスキーシャロン・テイトだという設定に胸騒ぎがするので、戻ってみたというわけ。ブラッド・ピットが演じるスタントでリックの雑用係であるクリフがLSDを巻いたタバコをきめちまってストーンしている間に襲われるところは結構見もの。
 それにしても、よくあれだけの60年代の車をごっそり集めたもんだなぁとそれだけはものすごく感心する。さすがハリウッドはこういうところが凄い。トランプのCOVID-19対応を見ていると、アメリカ人は徹底的なバカだと思わざるを得ないが。とはいえ、東京都知事も、日本のCOVID-19対応担当大臣も、ろくなもんじゃないことは、いうまでもないが。
 そしてこの時代の人たちって、やたら無茶苦茶タバコを吸うんだよなぁ、こうだっけ?
 隣のポランスキーの家ではなくて、リック・ダルトンの家を襲う連中が「人殺しを演じて私たちにそれを印象付けた連中を殺す」というセリフには思わず「お、それをいうか!」と驚いた。とにかくアメリカのテレビドラマは徹頭徹尾殺し事件ばっかりだからな。私も、それゆえあまり好きじゃないのだ。
 タランティーノの他の作品を見ても良いかもな。
 そうそう、WOWOWは「ジョーカー」をもう放送するらしくて、ホアキン・フェニックスの作品を放送するらしい。